日本語教師 番外編 2.プロフェッサー
前回の記事の続きです。
さて、韓国の求人サイトを使い履歴書をいくつかの日本語教育関連の塾などに送り、無事に面接の連絡をもらった私。
その面接一発目が【A学院(仮)】でした!!
A学院に直接行って話したのは全部で2回です。
初めての訪問は前の記事にも書いたとおり。
(詳しい記事はこちら)
A学院は院長である代表者の男性が、自ら学生たちに教えることもしていて、もちろんその男性も日本語がお上手でした。
A学院は、EJU専門の学院です。
日本留学試験(EJU) 日本留学試験は、外国人留学生として、日本の大学(学部)等に入学を希望する者について、日本の大学等で必要とする日本語力及び基礎学力の評価を行うことを目的に実施する試験です。
独立行政法人 日本学生支援機構より
ですので、学生さんはみな日本の大学に入るために、そのための勉強に特化してがんばっているという塾ですね^^
院長の先生は、笑顔も多く、日本語もお上手で最初の面接は和やかなムードで終わりました。
ただちょっと気になる点が。。
面接で気になった点
教授
初めての訪問時、
その院長さん、自分のことを「〇〇教授」(プライバシーのため名はふせます笑)と呼び、私にも「〇〇教授、と呼んでくださいね」とやんわり押し付けてきたんです。
――え、教授???
プロフェッサー!
――いち学院の院長の身分で教授???
実際に来る前のイメージよりいくらか小さく寂しい雰囲気の漂うA学院の校舎を見ながら、それに反する「教授」という音の響きに、なんとなくの違和感を感じながら
「あ、はい、わかりました・・・^^;」
と返事をするしかありませんでした。(何も言えねぇ)
すごい自慢
面接でのある程度の重要な話を済ませたあと、教授が(←結局呼ぶ)世間話とでも言うようにこんな話を始めました。
「いやぁ、この間もW大学で講演を―・・・」
*W大学は日本の有名な大学です。
「T大学の教授と―・・・」
*T大学は日本の有名な大学です。
でた!!!!俺はこんなにすごい人達と知り合いなんだアピール!!!
もう誰がどうみてもそうですごちそうさまでした^^
と思わず手を合わせてしまいたくなるようなアピールっぷりでお腹がいっぱいです。
最初は普通にすごい人なんだなぁ、と思って(基本純粋)話を聞いていましたが、2回目の訪問のときも似たような話をされましたし、もう、なんか、途中からは・・・ --
教授は50~60歳くらいのおじちゃんなのですが、なんかこう、わかりやすすぎないか?!と思ったわけです。こんな20代の小娘にこんなこと思われちゃって大丈夫なのかこの大人は、みたいな。
でもきっと、この塾を切り盛りされているんだからしっかりしたすごい人なんだろう(絶対騙され安いタイプ)と思い直して、
一時帰国で日本に帰って韓国に戻ってきてから二回目の訪問をして契約書にサインをするとこなったのでした。
次回が結末!